セブ親子留学に行った時に、2週間滞在して、いろいろな両替方法/支払い方法を試してみた結果、手数料が安い順に並べると、以下のようになることがわかりました!
1:現地の「街中の手数料が低い両替所」での両替(手数料は2%弱)
2:クレジットカード払い(手数料は約2.2%)
3:クレジットカードでキャッシング(手数料は約2.5%、※30日で返済した場合)
4:デビットカード払い(手数料は約3%)
5:現地の「街中の手数料が普通の両替所」での両替(手数料は約4%)
6:デビットカードでキャッシング(手数料は約5.5%)
7:現地の「空港やホテルなど手数料が高い両替所」での両替(手数料は約8%)
結果、現地の「街中の手数料が低い両替所での両替」が一番手数料が低いことがわかりました。
とはいえ、現地の街中の手数料が低い両替所での両替は、行列に並ばないといけなかったり、自分が滞在するホテルから不便な立地にあったり、とくにセブが初めての場合は見つけるのが難しい印象でした。
なので、クレジットカードで支払いができる場面ではすべてクレジットカード払いで、手数料が低い両替所が見つからない時は、ATMでクレジットカードでのキャッシングでペソを手に入れるのがおすすめです。
この記事では、実際にセブ島で、いろいろは両替方法を比較してみた結果をレポートしていきます♪
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クレジット・デビット・キャッシング・現金を両替、どれが一番手数料が安い?
2024年3月下旬〜4月上旬にセブ島&ボホール島に行った時に、実際にいろんな方法で両替をしたときの比較表(10000ペソを両替するには日本円がいくら必要だったか)です。
手数料 安い順 | 両替方法 | ペソ | 円 | 手数料 |
1 | 街中の両替所① | 10000ペソ | 27322円 | 322円 |
2 | 楽天カードで支払い | 10000ペソ | 27392円 | 392円 |
3 | アメックスカードで支払い | 10000ペソ | 27499円 | 499円 |
4 | 楽天カードでキャッシング(@ボホール島) | 10000ペソ | 27582円 | 582円 |
5 | 楽天カードでキャッシング(@セブ市内) | 10000ペソ | 27599円 | 599円 |
6 | 楽天デビットカードで支払い | 10000ペソ | 27797円 | 797円 |
7 | 街中の両替所② | 10000ペソ | 28169円 | 1169円 |
8 | 楽天デビットカードでキャッシング | 10000ペソ | 28485円 | 1485円 |
7 | 空港の両替所 | 10000ペソ | 29129円 | 2129円 |
8 | 楽天カードでキャッシング(やり方を失敗) | 10000ペソ | 31140円 | 4140円 |
- 同日の同レートの比較ではありません。2週間の滞在中に若干レートが上下しているので、だいたいこのくらい、という感覚で見ていただければと。
- 手数料は1ペソ=2.7円として計算しています。
第1位 街中の両替所①(セブシティのSLB Money Changer)
手数料が安かった第1位は、街中の両替所①(セブシティのSLB Money Changer)でした。
10000ペソに両替するのに必要な日本円は27322円。(手数料率は1%ちょっと)でした。
(※あくまでも私が行った中で一番レートがよかったところです。街の両替所で手数料が低いところは、探せば他にもいろいろあるかと思います)
留学先の英語学校からは、レートのよい両替所としてAlco Credit And Foreign Exchange, Incをおすすめされましたが、人気でけっこう並んでいたので、私は利用しませんでした。こ(ちらのほうがレートがしっかり表示されていて、待合室もあって、両替所としての安心感はありました)
第2位/第3位 クレジットカード払い
手数料が安かった第2位と第3位は、クレジットカード払い(楽天カードとアメックスカード)でした。
10000ペソに両替するのに必要な日本円は27392〜27499円。(手数料率は2%ちょっと)でした。
クレジットカードを海外で使う時は、「海外事務手数料」というのがかかり、クレジットカードにより異なりますが、2.2%のところが多いです。
ちなみに、為替レートはカードを利用した日のレートではなく、海外での利用データがカード会社に届いた日やの基準レートで円に換算されて請求されます。

画像引用元:【楽天カード公式】海外での楽天カードの利用について

現金を両替するより、クレジットカードの2.2%の手数料の方が安くすむケースも多く(上述の街中のレートのよい両替所を除く)、さらにクレジットカードだとポイントも貯まるので、クレジットカードが使える場所ではできるだけクレジットカード払いをしていました。
多くの現金を持ち歩かなくていい安心感もありますし、クレジットカードを活用するのがおすすめです。
とはいえ、クレジットカードが使えるのは、ホテルや大型スーパーマーケット、一部のレストランなどに限られ、日本に比べると少ないです。
Grabタクシーやfoodpandaなどは、出発前に日本でアカウント登録して、支払い方法のクレジットカードまで登録しておくのがおすすめ。セブに来てからだと、SMS認証などでつまずく可能性が高いです(現地SIMを使っていた私は、セブでfoodpandaのクレジットカード登録ができず泣く泣く現金払いをしていました)
私がセブ親子留学に行ったときは、クレジットカードは以下の3枚を持っていきました。
- マリオットボンヴォイアメックスプレミアムカード(American Express)海外事務手数料2%/ ポイント還元率3%くらい
- 楽天カード(Master Card)海外事務手数料2.2% / ポイント還元率1%
- 三井住友ナンバーレスカード(Visa)海外事務手数料2.2% / ポイント還元率0.5%
第4位/第5位 クレジットカードのキャッシング
第4位と第5位はクレジットカード(楽天カード)でのキャッシング。
10000ペソに両替するのに必要な日本円は27582〜27599円。(手数料率は2.5%程度 ※30日で返済した場合)でした。

両替レートが悪いと言われているボホール島でも、キャッシングはセブ島でするのと変わらなかったので、ボホール島で現金が足りなくなったら両替するよりキャッシングの方がおすすめです。
海外でクレジットカードでキャッシングする場合にかかる手数料は、「海外ATM利用料(1万円以上は220円/1万円未満は110円)+利息(年利18%程度)」です。
利息は、年利18%で10000円をキャッシングして30日後に返済した場合「10000×18.0%÷365×30日=147円」となります。

画像引用元:【楽天カード公式】キャッシング
<クレジットカードのキャッシングの海外ATM手数料と利息を最小にするには>
まず、クレジットカードのキャッシングの海外ATM手数料について。
セブ島、ボホール島の主なATMでは1回のキャッシングで引き出せる上限額が10000ペソ(27000円程度)で、その都度、海外ATM手数料の220円がかかります。
なので、キャッシングするときに海外ATM手数料を少なくするには、上限額の10000ペソを引き出すのがコツです。
次に、クレジットカードのキャッシングの利息について。
楽天カードでキャッシングした場合、月末締めの翌月27日の一括払いとなる(※)ので、そのままにしておくと30〜60日分くらいの利息がかかることに。
できるだけ利息を少なくするためには、帰国次第できるだけ早く、以下どちらかで繰上げ返済の手続きをして、指定日に振り込みをする必要があります。
- 楽天カードの裏面にある、楽天カードコンタクトセンターコールセンターに電話をかけて「繰上げ返済したい」と伝える
- 楽天カードアプリのチャット「メニュー>楽天カードでお困りの方へ>お客様サポート>お支払い日より先に返済したい」から繰上げ返済の手続きをする
そうすることで、利息を最小にして海外キャッシングをすることができます。
(私の場合は、2週間のセブ旅行の後、帰国後すぐにアプリのチャットサービスからキャッシングの明細を指定して繰り上げ返済をしたことで、末締め翌月払いのままにしておくよりも、1000円ほど安くなりました!)
第6位 デビットカード払い
第6位はデビットカード(楽天デビットカード)での支払い。
10000ペソ分に必要な日本円は27797円。(手数料率は約3% )でした。
海外でデビットカードを利用した場合は、3%程度の「海外事務手数料」がかかります。(※海外事務手数料はデビットカードにより異なる)
楽天デビットカードの場合の海外手数料は3.080%。
<デビットカードとクレジットカードの違い>
クレジットカードが後払いなのに対して、デビットカードは銀行口座から即時で引き落とされるので、預金額以上に使いすぎる心配がなく、基本的にカード発行の審査が不要で楽天デビットカードの場合は16歳以上から発行ができます。
ただ、クレジットカードの方が手数料が安いので、クレジットカードを持っている方はデビットカードよりもクレジットカードを優先して使ったほうがよいです。
第7位 街中の両替所
第6位は街中の両替所②(セブシティのDrop by foreign exchange)。
10000ペソに両替するのに必要な日本円は28169円。(手数料率は約4%)。
第1位の、街中のSLB Money Changer両替所の手数料が約1%だったので、けっこう違いがありました。
大型のモールの目立つところにある両替所のレートもあまりよくないので、街中の両替所はレートの良いところとそうでもないところ、かなりバラつきがあります。
第8位 デビットカードでキャッシング
第8位はデビットカード(楽天デビットカード)でのキャッシング。
10000ペソ分に必要な日本円は28485円。(手数料率は約5.5% )でした。
海外でデビットカードでキャッシングする場合にかかる手数料は、「ATM利用料(250ペソ)+海外事務手数料」です。
楽天デビットカードの場合、現地ATMで差し引かれる利用手数料が250ペソ(675円程度)+海外事務手数料は3.080%

10000ペソをキャッシングするとき、
◆クレジットカードのキャッシング手数料は、「海外ATM利用料(220円)+利息=約2.5%(30日以内に返済を前提)」
◆デビットカードのキャッシング手数料は、「ATM利用料(250ペソ=675円)+海外事務手数料3%=約5.5%」
クレジットカードでキャッシングする方が手数料が低いので、どちらも持っている人はクレジットカード優先して使ったほうがよいです。
第9位 セブマクタン空港の両替所
第9位はセブマクタン空港の両替所。
10000ペソに両替するのに必要な日本円は29129円(手数料率は約8%)。
やはり空港の手数料は高かったです。
セブはクレジットカードが使えない場面も多く、着いてすぐに最低限の現金のペソは必要ですが、両替するよりも空港のATMでクレジットカードでキャッシング(手数料2.5%程度)したほうが手数料は安くすみます。

初めてのセブでは、よくわからなかったので空港で日本円を両替しましたが、今後は空港ではキャッシングでペソをゲットしようと固く心に誓いました。
第8位 クレジットカードのキャッシング(やり方を間違ったとき)
第8位はクレジットカードのキャッシングのやり方を間違ったとき。
10000ペソに両替するのに必要な日本円は31140円。手数料はなんと4140円(正確には手数料が高かったというより為替レートが高かった)でした。
何をどう間違えたのかはこの後解説します。キャッシングのときはやり方を注意するのが大切だということをしみじみ感じました。
クレジットカード/デビットカードでキャッシングする方法と注意すること
クレジットカード/デビットカードでキャッシングするときの手順は以下です。
- 言語を選択する(English か 日本語)
- 4桁の数字の暗証番号を入力する
- 「WITHDRAWAL」(出金)を選択
- 「CREDIT」(クレジットカード)or 「SAVINGS」(デビットカード)を選択
- 金額を入力
- ここでConversionするかしないかを聞かれた場合は、「Without Conversion」(コンバージョンしない)を選択
- 確認画面
- ペソが出てくる
ATMによっては、引き出し前に「現地通貨へコンバージョン(Conversion)」するかしないかを確認される時があります。
クレジットカードのキャッシングをするときに、為替レートはキャッシングした日のレートではなく、海外での利用データがカード会社に届いた日やの基準レートで円に換算されて請求されるため、数日の為替変動の差によって、多少損をすることがあります。
なので、ATMが気を利かせて(?)「この日の為替レートで固定して引き出しますか?=With Conversionにしますか?」と聞いてくれるのです。
しかし、「With Conversion」を選択してしまうと、「この日の為替レートで固定する=ATMを保有する銀行が設定する比較的悪い為替レートに固定する」となってしまい、損をすることになります(厳密には、数日で大幅に為替が変動すると損はしないかもしれませんが、大幅に為替が変動する可能性は低いことを前提にしています)
なので、クレジットカードでATMでキャッシングするときには、「Without Conversion」を選択するようにしてください。

私の場合、タクシーを待たせていて焦って「With Conversion」を選択してしまい、「Without Conversion」の時と比べると約3500円も損をしてしまいました。。。
私がセブ親子留学で持って行ったクレジットカードとデビットカード
私がセブ親子留学で持って行ったのは、以下のクレジットカード3枚+デビットカード1枚です。
- マリオットボンヴォイプレミアムカード(アメックス)
- 楽天カード(Master)
- 三井住友ナンバーレスカード(Visa)
- 楽天銀行Visaデビットカード(Visa)
アメックスにはキャッシング機能がないので、楽天カード(Master Card)と三井住友ナンバーレスカード(Visa)と、楽天銀行Visaデビットカード(Visa)で海外キャッシングができるようにしていきました。
クレジットカードのキャッシング枠はカード発行時に自分で選んでつけている場合と付けていない場合があるかと思うので、キャッシング枠をつけているかどうか、いくらまで設定しているかを事前に確認しておいたほうがよいです。(キャッシングの審査が通るまでに数週間かかることもあるので、早めにチェックするのがおすすめ!)
また、いざ現地でクレジットカードを使おうと思っても、さまざまな理由で使えない状況に出くわすことがあるので、複数枚持っていくことを強くおすすめします。

私の場合、ボホール島行きのフェリーのチケットを楽天カードで購入しようとしたのですが、セキュリティの関係で?なぜか支払いできず、かわりに三井住友ナンバーレスカードで支払おうと思ったのですが、カード番号が記載されていないナンバーレスタイプのカードで、アプリから番号を確認しようとするとSMS認証が必要で、そこでひっかかってしまい支払いできず、最終的に楽天デビットカードで支払いをすることになりました。
そんなことも起こるので、管理は大変になりますが、カードは複数枚持っていくのがおすすめです。
現金やクレジットカードを持ち歩くときの安心アイテム
海外で現金やクレジットカードを持ち歩くのは緊張します。
持ち歩く時は複数に分散しておくことと、必要最低限分だけを持ち歩くというのが原則と言われていますが、両替直後でやむを得ず高額の現金を持ち歩かないといけない場面もあったります。
そんなときに便利なのがセキュリティポーチ。

↑これは、けっこう薄型で、上着を羽織ると外からはあまりわからなくなります。内側に隠しポケットもありました。
セブに滞在中は、すぐに使う少額の現金やカード1枚は安っぽいお財布に入れて、その他の貴重品は、このセキュリティポーチに入れて常に身につけていました。
まとめ:クレジットカード払いは両替より手数料が安い場合もある!でも、現金しか使えない場所も多い
セブ旅行のときは、現金を両替・クレジットカード払い・デビットカード払い・キャッシングのどれがお得?
手数料が安い順に並べると、以下のようになることがわかりました!
1:現地の「街中の手数料が低い両替所」での両替(手数料は2%弱)
2:クレジットカード払い(手数料は約2.2%)
3:クレジットカードでキャッシング(手数料は約2.5%、※30日で返済した場合)
4:デビットカード払い(手数料は約3%)
5:現地の「街中の手数料が普通の両替所」での両替(手数料は約4%)
6:デビットカードでキャッシング(手数料は約5.5%)
4:現地の「空港やホテルなど手数料が高い両替所」での両替(手数料は約8%)
街中の手数料が低い両替所以外では、クレジットカード払いやクレジットカードでキャッシングが手数料が低いので、クレジットカードを活用するのがおすすめです。
ただ、まだセブ島ではクレジットカードを使えない場所も多くあり、また、キャッシングは1回10000ペソまでの引き出し上限もあるので、日本から円をある程度持って行っておく必要はあると思います。
いろんな方法を組み合わせつつ、現地で困らないように&できるだけ手数料を安くすませられるように、参考になれば幸いです♪
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写真たっぷりの現地レポートをはじめ、
英語学校の選び方から留学費用の話、両替・SIM・Wifiのこと、食事・洗濯・トイレ事情、子連れにおすすめの観光スポット、持ち物リストやよくあるQ&Aまで、
「この一冊があればセブ親子留学の準備は大丈夫だ!」
と思っていただけるように、できる限りの情報をつめこんだ一冊です。
(※AmazonのKindle Unlimited(月額980円)の読み放題に入っています!初めての方は最初の30日間無料体験で読めます!)
セブ島では、
・日本円を両替して現金払い
・クレジットカード払い
・デビットカード払い
・クレジットカードでキャッシング
・デビットカードでキャッシング
のどれが一番お得なのでしょうか?